妊活中に友達から妊娠の報告を受けたとき、素直に喜べなかったり複雑な心境になることってありますよね。
そして、本来であればおめでたい出来事を嬉しいと思えない自分に対して、嫌悪感を抱くこともあるのではないでしょうか。
でも、こうした感情を抱くこと自体はごく自然な流れであり、決して悪いことではありません。
それだけあなたが妊活を頑張っている証拠ですし、赤ちゃんを強く望んでいるという現れでもあります。
ただ、「その後にどういう行動を起こすか」は、今後のあなたにとって非常に重要な意味を持ちます。
咄嗟にネガティブな気持ちを抱いたとしても、発想と行動を切り替えれば、友達の妊娠報告はむしろあなたにとってプラスに作用するでしょう。
本記事では、
- 友達の妊娠に対する負の感情について
- 友達の妊娠報告をプラスに変えるためにとるべき具体的行動
についてお伝えします。
・関連記事:『整体師が選ぶ!妊活おすすめブログ5選!【これだけ読めばOK】』
友達の妊娠報告を素直に喜べないあなたへ

自分の感情を受け入れよう
まず、妊活中の人が友達の妊娠に対して嫉妬心を抱くのはごく普通です。
その背景には、

- 自分も子どもが欲しいのにできない
- こんなに妊活を頑張っているのに
といった思いがあり、その状況で他人が妊娠したと聞けば、喜びよりも先に羨ましさや嫉妬心が生じるのは自然なことでしょう。
だから、このような自分自身の感情に否定的になる必要は全くありません。
感情を素直に受け止めた上で、
- どうしてこんな気持ちになったんだろう?
- 負の感情をプラスに変えるにはどうしたらいいんだろう?
と自分に問いかけることが大切なのです。
感情を因数分解する
「友達の妊娠を喜べない」という心境を細かく分解してみましょう。
その気持ちに至るまでに、以下の4つのプロセスを踏んでいるはずです。
- 自分も赤ちゃんが欲しい(感情)
- でも、なかなかできない(事実)
- そんな中、友人が妊娠した(事実)
- 自分のところにはなぜ赤ちゃんが来ないの?(感情)
この中で、1は自然な欲求、2と3は変えようのない事実ですよね。
つまり、4の感情があなたを苦しめている唯一の要因なのです。
さらにこの感情について掘り下げてみると、友達と比較することで生じたネガティブな気持ちだということがわかります。
仮に妊活中の人たち同士で会話をしたとしたら、このような負の感情を抱くことはないはずです。
むしろ、

- 辛いのは自分だけじゃないんだな
- よし、頑張ろう
とポジティブな気持ちになれるのではないでしょうか。
つまり、あなたが抱いた複雑な思いは、妊娠した友達と比べなければ現れることのなかった「相対的な感情」なのです。
このように、漠然とした感情を細かく因数分解してみると、自ずと悩みの正体がみえてきます。
感情と行動は切り離す

ここからは、その感情を受け止めた上でどう行動するか、というお話です。
結論からいうと、感情と行動は分けて考える必要があります。
ネガティブな気持ちを抱いたとしても、その思いに引きづられた行動をとってはいけません。
2つの行動パターン
友達の妊娠報告に複雑な心境のあなたには、2つの選択肢があります。
- その友人と距離を置く
- 変わらず関係を保ち、子どもが産まれたら会いに行く
おそらく、多くの人が前者を選びたいと思うのではないでしょうか。
その方が、余計なストレスも減って楽なように思えますよね。
でも、よく考えてみてください。
1の行動はあなたが妊娠しない限り、ずっと繰り返すことになります。
友人の妊娠報告を聞く度に嫌悪感を抱き、距離を置くことになってしまうのです。
つまり、妊娠した友達を避けるという行為は、一時的にあなたのストレスを軽減させる効果はあるものの、あくまで短期的ということです。
妊婦さんと会うメリット
一方、2の行動はどうでしょうか。
気持ちに反する行動になるかもしれませんが、長期的みるとあなたにとって必ずプラスに働きます。
なぜなら、以下のようなメリットが得られるからです。
- 妊娠に至った経緯を聞くことができる
- 出産したら赤ちゃんに会うことができる
- 幸せを共有してもらえる
まず、「友達がどういう経緯を経て妊娠したのか」という情報はとても有益です。
もしも不妊症を乗り越えて子どもを授かったのであれば、具体的に行った治療や妊活内容を聞くことができますし、あなたと同じ年齢の友達であれば、「それならば自分にもまだチャンスはある」と希望を抱くことができます。
本来、妊娠に至った事例からの情報は、あなたにとってプラスになることばかりです。
普段、妊活経験者のブログを読んだりしませんか?
考えてみれば、それと同じことですよね。
一つ違うのは、ネット上の全く知らないブロガーではなく、リアルな友達であること。
そのためにネガティブな感情が生れてしまいがちなのですが、先程も書いた通り、感情と行動は別にして考えましょう。
赤ちゃんを抱っこする意味
産婦人科医の池川明先生は、
赤ちゃんが欲しい人がいたら、生後3ヶ月の赤ちゃんを30分抱っこすることを伝えてあげてください。3ヶ月後に妊娠しますよ。不妊治療はとても辛い。それよりも赤ちゃんを抱いて感じることの方が赤ちゃんが来やすくなる。
と言っています。
友達が無事に出産したら、赤ちゃんを抱っこさせてもらいましょう。
科学的に立証されているわけではありませんが、実際に赤ちゃんを抱いてみると、不思議とそれまでの負の感情は消え、自然と幸せに満たされるという人がたくさんいます。
赤ちゃんにはそれだけのパワーがあるんですね。
ちなみに、よく「妊娠はうつる」と言ったりしますが、私個人としてはあながち間違いではないと思います。
例えば、仕事で成功している人と一緒にいると有益な情報が手に入り、その人の思考や行動を真似すれば、成功に近づけるのは当たり前のことですよね。
それと同じ理屈で、妊娠した人と一緒にいると妊活に関する情報や知識が手に入り、「こうすれば子どもを授かるかも」といった希望を抱くことができます。
結果として、自分も妊娠しやすくなる。
という考えには一理あると思いませんか?
・関連記事:『43歳で妊娠した女性が妊活中に実践した7つのこと【妊活中の方必見】』
友達の妊娠報告はあなたにとってもプラス!

- 友達の妊娠を喜べないという感情は受け入れる
- その感情を細かく分解してみると、あなたを悩ます本当の要因がわかる
- 感情と行動は切り離して考えるべき
- 妊娠した友達に会うメリットはたくさんある
繰り返しになりますが、自分の感情を素直に認めた上で、どういう行動を起こすかが大切です。
感情を抜きにして
- 友達と距離を置く
- 関係を維持して積極的に会う
という2つの行動を比較すると、絶対に後者の方が得られるメリットは大きいはずです。
これからは、「友人の妊娠はむしろチャンス」と考えてみてはいかがでしょうか。
