赤ちゃんが愛おしくなる!「胎児のはなし」が面白過ぎた【ネタバレ】

胎児のはなし妊娠
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  • お腹の赤ちゃんって日々何をしているんだろう?
  • どういう風に成長していくの?
  • 自然分娩と帝王切開では胎児にとって違いはあるの?

「胎児のはなし」は、妊婦さんのこんな疑問に答えてくれる本です。

私は整体師として産前産後について学ぶ中で、妊娠、出産にまつわるエッセイや専門書を何十冊と読んできました。

「胎児のはなし」はその中でも群を抜いて面白く、妊婦さんにとって価値のある情報が網羅されていると思います。

実際に私自身、妊娠して最初に読んだ本が「胎児のはなし」だったのですが、お腹の赤ちゃんの世界を知ることで我が子が愛おしく感じ、「早く会いたい!」という気持ちに駆られました。

本記事では、

  • 「胎児のはなし」の概要・要約
  • 「胎児のはなし」から学んだこと

について書いています。

本書が気になっている方、現在妊娠中の方は、是非読んでみてくださいね。

妊婦さんにおすすめの本「胎児のはなし」

「胎児のはなし」は、長崎大学名誉教授で産婦人科医の増崎英明先生と、これまで主に精神医療などを取材してきた最相葉月さんによるインタビュー形式の本です。

2019年発行なので、つい最近の本ですね。

「胎児のはなし」では、

  • 胎児ってお腹の中で何をしているの?
  • 胎児はどうして頭が下なの?
  • 出生前診断はした方がいいの?
  • 自然分娩と帝王切開では胎児にとって違いはあるの?

といった、多くの妊婦さんが抱く疑問について一般の人にもわかりやすく説明されています。

私は普段、妊活中や妊娠中、産後の女性を対象に整体施術をしているので、基本的な知識は理解しているつもりでしたが、新たに知ることや考えを改めさせられることも多く、非常に勉強になる本でした。

以下に備忘録も兼ねて、私が個人的に面白いと感じた内容を簡単にまとめたいと思います。

「胎児のはなし」はこんな内容

胎児は笑って泣いている

胎児は笑って泣いている

妊婦検診でエコー検査をすると、赤ちゃんが口を開けて笑っているように見えたりすることがあります。

胎児の表情がわかるようになったのは、2000年頃に3Dエコーが登場して立体表示が可能になってから。

今では3Dは当たり前で、リアルタイムで赤ちゃんの動きが立体的に見える4Dエコーが導入されている時代です。

そう考えると医療の進歩ってすごいですね。

3Dエコーで胎児を見てみると、その時々によって笑ったり泣いたりしているようなのですが、私にとって、「胎児が泣く」というのが結構な驚きだったんですね。

笑うのはともかく、泣くんだ、と。

ただし、泣くといっても子宮の中も胎児の身体の中も羊水でいっぱいですから、声をあげて泣くことはできません。

私たちがプールの中で声を出そうとすると濁ったような音が出ますが、これは肺の空気が気道を通って排出されるからなんですね。

胎児の場合は、肺も含めて全身を羊水が循環しており、空気は一切含まれていないため、声を出すことはできないのです。

でも、実際には明らかに泣いたような顔をしている。

この「泣き顔」にはどのような意味があるのでしょうか。

赤ちゃんは誕生の瞬間に「オギャー」と産声をあげますが、実はお腹の中にいるときから既に「泣く練習」をしているのです。

誕生後の産声は、液体呼吸から気体呼吸に切り替わるために重要な役割を果たします。「オギャー」と泣くことで、肺を満たしていた液体が一気に排出され、空気が入り込むのです。

・詳細はこちら:『知っておきたい帝王切開のリスク。母親や子どもへの身体への影響とは?

もしもエコーで赤ちゃんが泣いているような顔をしていたら、悲しんでいるのではなく、産まれてくるための準備をしていると考えると良いですね。

胎児は夢を見ている

「今赤ちゃんは寝てるのかな?起きてるかな?」

と思う方がいるかもしれませんが、胎児は四六時中ずっと寝ているようです。

私たちは寝ている間、レム睡眠とノンレム睡眠を繰り返しています。

レム睡眠:脳は覚醒している状態。人はレム睡眠のときに夢を見ている。浅い眠り。

ノンレム睡眠:脳は休息している。深い眠り。

胎児は常にこの2つを繰り返していて、レム睡眠のときは心拍数が上がり身体を動かしていますが、ノンレム睡眠になると心拍数は下がり、お休みモードになります。

妊婦さんが「お腹動いた!」と胎動を感じているときというのは、胎児が起きているわけではなく、レム睡眠の最中だということですね。

そして、胎児の場合はノンレム睡眠よりもレム睡眠が圧倒的に長い。

つまり、お腹の赤ちゃんはたくさん夢を見ているということになります。

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父親のDNAは胎児を通して母親に入る

この本の中で一番衝撃的だったのが、「父親のDNAが母親の身体に入る」という事実です。

1997年の研究で、母親の血液中に胎児のDNAが見つかったことが報告されました。

母親と胎児の血液は決して交わらないのに、胎児のDNAが母親の中に入っていたのです。

胎児のDNAは父親と母親から半分ずつ受け継いでいますから、父親のDNAは胎児を通して母親の身体に入るというわけです。

よく「親子は血のつながりがあるけれど、夫婦はアカの他人」なんて言いますが、実は夫婦も生物学的につながっている。

そう考えると、生命って本当に不思議です。

今あなたが妊娠しているとしたら、赤ちゃんを通して旦那さんのDNAがあなたの身体に入っているのです。

妊娠、出産において無力感を抱く男性も多い中、この衝撃的な事実は世のお父さんを勇気づけるものになるでしょう。

おわりに

おわりに

これだけ医療が進歩したといわれる現代にあっても、胎児の世界は未知の領域です。

ひとつ言えるのは、胎児はすでに一人の立派な人間だということ。

お腹の中にいる約10か月の間、この世で生きていくための準備を必死にしているのです。

是非、この本を手に取って胎児が生きている世界を感じてみましょう。

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