排卵検査薬に関するこんなお悩みに答えます。
私は整体師として妊活中の方の身体のケアに携わっていますが、

排卵検査薬を購入したものの、使い方や判断の仕方がよくわからない…
という声をよく聞ききます。
それもそのはず、実際に検査薬を使ってみると、濃い線、薄い線、うっすーらの線、様々です。
陽性と陰性の境界がわかりにくいんですよね。
また、「説明書には“薄い線は陰性”と書かれているけど、濃い線になることなく終わってしまった…」という人もいるかもしれません。
でも、安心してください。
排卵検査薬の仕組みを理解すると、陽性と陰性を見極めるポイントがわかります。
- 排卵検査薬で薄い陽性が出た時の判断方法
- 上手な検査薬の使い方
妊活中の方は是非参考にしてみてくださいね。
排卵検査薬で薄い陽性が出たらどう判断する?
検査薬の種類によって判断は異なる
結論からいうと、検査薬の種類(感度)によって判断の仕方は変わります。
排卵検査薬は、排卵前に上昇するLH(黄体形成ホルモン)というホルモンを感知することで、仲良しのタイミングを知らせてくれるツールです。
現在、国内製・海外製含め様々な種類の検査薬が販売されていますが、それぞれ何が違うのかというと、一番の大きな違いは感度です。

つまり、数値が低いほど感度が高く、早い段階でLHの上昇を知らせてくれるということですね。
ただし、その閾値に達する前からLHは少しずつ上昇し始めているため、それが「薄い線」として現れるのです。
上述したように検査薬によって感度が違うため、薄い線が出るタイミングも当然異なります。
これに関しては、『排卵検査薬を使ってもなかなか妊娠しないのはなぜ?検査薬を選ぶポイントとは。』でも詳しく解説しています。
多くは薄い線が出たらタイミング
以下は、現在販売されている主な検査薬と感度を示したものですが、多くが40~50mIUです。
- ドクターズチョイスワンステップ:20mIU
- ドゥーテスト:30mIU
- チェックワン:40mIU
- クリアブルー:40mIU
- ウー・マンチェック:50mIU
- P-チェック:50mIU
- ハイテスターN:50mIU
現行の検査薬が20~50mIUの範囲であることを考えると、低感度のものが多いということになりますね。
ここで重要なのが、仲良しのベストタイミングは排卵2日前であることです。
感度が低い検査薬では、たくさんLHが分泌されなければ陽性反応が出ません。
そのため、陽性反応が出たときにはすでに排卵2日前を過ぎていてベストタイミングを逃してしまう、ということが起こりえます。

検査薬の多くは「薄い線=陰性」ですが、種類によっては濃い陽性反応を待っていたのでは遅いということです。
- 低感度の検査薬(40~50mIU):薄い線が出たらタイミング
- 高感度の検査薬(20~30mIU):濃い線が出たらタイミング
と認識しておきましょう。
薄い陽性反応がずっと続くのは異常?
高い感度の検査薬を使ってみよう

薄い線がずっと続いて濃い陽性反応が出ないんだけど、これって何かの病気のサイン?
こんな不安を抱く方もいるのではないでしょうか。
低感度の検査薬の場合、「薄い線が出たら仲良しの日」とはいえ、それが何日も続くといつタイミングをとっていいのかわかりません。
ただ、LHの分泌量や上昇パターンは人によって様々です。
そもそも基本的なLHの値が通常よりも低く、ピークに達しても検査薬が感知してくれないという可能性も考えられます。
もしも今40~50mIUの検査薬を使用しているなら、ワンステップ検査薬のような高い感度のものを使ってみましょう。

そうすれば、LHの値が低くても上昇し始めたタイミングを察知して陽性反応が出る場合があります。
『ドクターズチョイスワンステップ排卵検査薬がオススメな3つの理由』でそのメリットや口コミをまとめていますので、是非ご覧ください。
基礎体温と併用して排卵の有無を確認する
高感度の検査薬を使っても陽性反応が出ないという場合は、排卵していない可能性があります。
当たり前ですが、無排卵の状態ではいくらタイミングをとっても妊娠は成立しません。
まずは自分で基礎体温をチェックし、排卵の有無を確認しましょう。
排卵検査薬で明らかな陽性反応が出なくても、基礎体温の低温期と高温期の差が明確であれば、排卵はちゃんと起きています。
一方、
- グラフがガタガタ
- ずっと低温期
といった場合は、無排卵の疑いが強くなるので婦人科の受診をおすすめします。
自分のLHパターンを知ろう
LHの数値には個人差がある
先程、「LHの分泌量や上昇パターンには個人差がある」と書きましたが、これについてもう少し詳しく説明します。
基本的に、LHの値は排卵数日前から上昇し始め、ピークを迎えてから12時間以内に排卵が起こるとされています。
LHの数値をグラフ化すると、

上図のように上昇し始めてからすぐにピークを迎える人もいれば、

このように緩やかに上昇し、ピークの値も平均よりやや低め、という人もいます。
排卵検査薬を使用する場合は、自分のLHパターンを知ることも大切です。
排卵検査薬の結果から予想してみよう
例えば、【例2】のケースの場合は時間をかけてピークに達するので、薄い線が何日間か続く可能性が考えられますよね。
仮に薄い陽性が4日間続くのであれば、「薄い線が出た3日目からタイミングをとってみよう」とするのも良いと思います。
また、もし濃い陽性が何日か続くのであれば、「ピークに達してからすぐに下降せず、しばらくその状態が続いている」と考えることができます。
何クールか観察していると自分のパターンが見えてくるので、基礎体温と合わせてタイミングを取る日を決めると良いでしょう。
まとめ:情報を吟味して地道に継続しよう
妊活は結果を焦ったり、他人と比べたりしてもいいことはありません。
正しい情報を集めて、今自分にできることを地道に続けることこそが一番の近道なのです。
まずは本記事を参考に、排卵検査薬の使い方や選び方を吟味してみてください。
今回は以上です。
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