我が家は夫婦ともにフリーランスで働いています。
お互いに定時という概念の外で仕事をしているので、その日によって朝から仕事が入っていたり、午後にちょっと休んで夜から仕事だったりと、バラバラです。
そんな我が家では、家事の役割はあえて決めていません。
- それぞれ得意な家事をやる
- 時間のある方がやる
という曖昧なルールの中で、二人で協力しながらやっています。
フリーランスの共働きである私たちだからこそ、家のこともフレキシブルに対応するのが合っているのかもしれません。
この記事では、
- 共働き夫婦の我が家の家事分担
- 家事の役割を決めない方が上手くいく理由
について書いていきます。
【共働き夫婦の家事分担】我が家の場合
最初は家事の役割分担を決めていた
我が家も結婚当初は、家事の役割分担を細かく決めていました。
料理は私、洗濯は夫…というように役割を決めた方が平等だし、お互いに無理なくできると思ったからです。
ところが数か月すると、相手が役割を果たさなかったときにイライラしてしまったり、「忙しくても自分の仕事はやらなきゃ」と、かえってストレスの原因になっていることに気が付きました。
一番厄介なのは「私ばっかり家事をしてる」という感情で、一旦このモードに入ってしまうと相手のネガティブなところばかり探そうとしてしまうんですね。
夫婦が揉める原因はまさにここで、私たちも家事の役割分担をきっちり決めすぎたばかりに、この状態に陥りかけていたのです。

家事の役割ではなく「責任者」を決めた
よくよく考えてみれば、私たちの場合は日によって忙しさが違います。
今日は夫は朝から仕事だけど私は一日休み、という日もあれば、夫が休みでも私が忙しくしている日もある。
その状況の中で家事の役割を決めて平等にしようというしても、上手くいくわけがないんですよね。
そこで、家事の役割ではなく「責任者を決める」という考え方に改めました。
責任者というのは、それぞれの家事を取り締まり、文字通り責任を負う役です。
例えば、庭仕事の責任者は夫なので、夫が主体となって動き、苗を買ってきたり畑を耕したりしています。
が、あくまで責任者なので夫だけの仕事というわけではなく、時間があれば私も協力して手伝います。
要は、「役割」はその人の任務であり、任された人がすべきというニュアンスであるのに対し、「責任者」は責任の所在を明確にしつつも実際の仕事は協力してやる、という考え方の違いです。
小さなことのように思えますが、実際に考え方を変えて夫婦で共有することで、私自身すごく気持ちが楽になりました。
今では、料理の責任者は私ですが、私が忙しい時は夫が自ら「今日は俺が作るよ」と言ってくれたりします。
役割を決めるとケンカの原因になる
役割を決めるということは、「その仕事はその人に任せる」ということです。
ただ裏を返すと、「相手の仕事についてはノータッチでいい」「自分の役割だけ果たせばいい」という発想になりかねません。
夫婦で協力するために家事の役割を決めているのに、結局独りよがりな思考になってしまうこともあるんですね。
もちろん、家事の役割を明確にすることで上手くいく家族もあると思います。
が、私たちのようにフリーで働いている夫婦においては、家事の役割を決めてしまうとむしろケンカの原因になる気がしています。
それぞれの家事の責任の所在は明確にしつつ、時間の空いている方が率先してやる、という現在のスタイルが一番しっくりきていますね。
揉めないための秘訣
家事の役割をあえて決めないことのデメリットは、役割が曖昧であるがゆえにどちらかに負担がかかってしまうことです。
我が家ではこの状況を避けるために、以下の3つを大切にしています。
それぞれ得意な家事をする
「家事」というと、「面倒くさい」「できればやりたくない」という、どちらかというとネガティブなイメージがありますが、すべての家事がそうではないはずです。
例えば我が家では、私は比較的料理が好きなのでご飯を作ることは面倒ではありませんし、洗濯も柔軟剤の香りが好きなのでそれほど苦に感じたことはありません。
一方、夫は庭いじりが好きなので、春になると畑をおこしや苗植えを進んでやってくれます。
私は日焼けと虫が嫌で外の仕事は極力避けたい派なので、とても助かっています(笑)。
「適材適所」というと大袈裟かもしれませんが、家事の中でもそれぞれ好きなこと、得意なことであればストレスなくできますよね。

家事が楽しくなる工夫をする
反対に、嫌いな家事であっても楽しくなるように、あるいはラクできるように工夫することはできます。
お気に入りの掃除道具を使ったり、汚れが落ちやすい洗剤を使ったりすることで、家事のストレスを減らすことができるでしょう。
私の場合、トイレ掃除はあまり気が進まない方でしたが、芳香剤やトイレ用洗剤をお気に入りのものに変えてからは、それほど嫌ではなくなりました。
ちなみに、洗剤系は一つのものを多様的に使うのがおすすめです。
私は、こちらの洗剤を長年愛用していますが、コンロやレンジ、トイレの便座を拭いたり、汚れのひどい衣類を手洗いするときなど、様々な場面で使うことができ、とても便利です。
相手に感謝の意を伝える
感謝の気持ちは心の中で思っているだけではいけません。
必ず口に出して伝えましょう。

妻が夫に「家事をしてくれてありがとう」と言うのは、「女の仕事は家事」ということを認めているようなものでは?それって平等な考え方じゃないよね。
という意見もありますが、私は「夫も家事をするのが当たり前」という「~~して当然」的な意識になってしまう方が怖いので、感謝の気持ちはどんどん伝えるべきだと思います。
だいたい男の人は単純なので、感謝されたり褒められたりした方がより協力的になってくれますよ(笑)。
共働き夫婦の家事分担:まとめ
夫婦が揉める原因を辿れば、本当に些細なことに行き着きます。
そしてその多くは、二人で話し合ってある程度のルールを決めることで回避することができるものです。
私たちの場合は二人ともフリーで働いているため、「家事はあえて役割を決めない」というルールの中で協力しながらやっています。
大切なのは、自分たちのライフスタイルにあったルールを見つけることです。
夫婦喧嘩が無駄な時間とは思いませんが、できれば余計なストレスは少ない方がいですよね。
お互いに不満やイライラを溜め込まないためにも、一度二人で話し合う時間を設けてみるのも良いかもしれませんね。
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